MyNewsJapan編集長、渡邉正裕氏による「ソリティア社員が国を滅ぼす」 大企業にいる「働かない人々」の実態
Togetter - @sasakitoshinao氏推薦! Mynewsjapan代表 渡邉正裕@masa_mynews氏の、大晦日カミングアウト!・・・私はこんな『働かない人々』を見てきた・・・Solitaire社員が国を滅ぼす
http://togetter.com/li/84688
MyNewsJapan編集長、渡邉正裕氏による大晦日の連続ツイートまとめ。
「ソリティア社員」とは、大企業でほとんど仕事をせず、「ソリティア」ばかりやっているような中高年社員のこと。そんな「働かない人々」の実態が、具体的な企業名つきでまとめられている。
<1)講談社では17:30に終業のチャイムが鳴ると同時に帰宅する中高年社員も珍しくない。それでも年齢とともに基本給と年齢給が上がり50歳前後で全員年収1600万円超に。若手の間では不満を感じている者も。 http://www.mynewsjapan.com/reports/148>
<2)NTTデータ「窓際のおじさん達がたくさんいて、リフレッシュルームでいつもお話している。1日中、何をしているのかよくわからない人たち。サブシステムの設計書をまとめる部署はおじさんばかり集められてる」 http://www.mynewsjapan.com/reports/190>
<3)JTB 年功序列の仕組みが色濃く残っており、中高年で「何をやっているのかよく分からない課長や部長」が多い。部下がいない専任課長は特に多く「50歳以上の人たちは『あがり』を待ってる感じ」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/221>
<4)トヨタ 総合職は遅くとも40代前半で1千万を全員貰える。「担当員を見ると、あんなに会社で眠ってるのになんで?と思うことはある。ただ終身雇用が前提なので後払い賃金にも納得してる人は多い」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/691>
<5)電通 仕事らしい仕事をしていない中高年の部長クラスばかりが沢山集められている部署も存在する。特にコーポレート本部、財経本部、グループ事業本部など。「バックオフィスの上のほうを根こそぎ辞めさせたい、全社員の4割は不要」(若手社員) http://bit.ly/frE9rR>
<6)テレ朝 50代は部長を除き非現場部門(総務局、広報局、ネットワーク局…)の管理職ポストへ。 一般的には総務局、人事局、広報局、経理局を全て独立した局にすることは業務効率上ないが「局長・部長ポストを作るため無理やり分けた」(若手社員) http://bit.ly/heNemP>
<7)博報堂 業務時間中に仕事をせず花札ゲームをやっている社員、仕事らしい仕事をせず、ずっと席に座っている社員も。だが会社としては「人件費には手をつけない」とリストラはしない方針。数年に一度、早期退職優遇制度の募集をかけているくらいだ。 http://bit.ly/h9DIRK>
<8)フジ 50歳くらいで仕事がない人は、特にバックオフィス系の部署には「ウジャウジャ」おり、一日中インターネットをやっている人も。ライン職に就けない人のために「ゼネラルプロデューサー」といった新しい肩書きを毎年作り、処遇に苦慮している。 http://bit.ly/fA1BsL>
<9)NHK 管理職以上になると、40近くある関連団体への出向、転籍なども見られるが、本体のなかにも、副局長ポストなど、雇用対策としか思えないような様々なポストがあるほか、事業関係、イベント関係などの部門に、中高年が吸収されていく。 http://bit.ly/gyUNFY>
<10)東電 年功序列賃金で組合員でも誰もが50代で1千万円超に。「フラフラしてて、何してるのか分からない人がいる。『あのままいっても定年まで1千万円貰え続けちゃうんだから、あの人はこの会社にいるべきだよね』と言い合ってます」(中堅社員) http://bit.ly/hcqkKt>
<11)ドコモ 40~50代のNTTからの転籍組は、若手から見ると何も仕事をしていない。「PCでマージャンゲームをやっていたりします。20代と同じ仕事をしなければならないのもツラそうだし…」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/375>
<12)ホンダ 「強力な自動車総連傘下の組合に守られているため、上昇志向がなくても暮らしていける。何をしているのか分らない人が結構いたんです。朝から夕方までお茶飲んでて、いったい何しているの?という人」 http://www.mynewsjapan.com/reports/370>
なぜこんな人たちがクビにならずに高給をもらえているのか、日本の雇用構造の不条理さを感じずにはいられない内容だ。このコストのツケは誰が払っているのか、考えてみてほしい。
<働かない高給取りが沢山いる一方、朝から晩まで働いてもろくに食えない人が沢山いるのは明らかに悪い社会。ちゃんと働いた人がそれなりに報われる社会にするには、ノンワーキングリッチ→ワーキングプアに賃金が移転する仕組みが必要。それはつまり、解雇・降格規制の緩和。こんな分かりやすい話ない>
まったくその通りだと思う。
関連エントリ:
解雇規制による硬直的な労働市場こそ、日本経済が浮上できない最大の原因である
http://mojix.org/2010/08/23/kaikokisei-bottleneck
失敗できない日本
http://mojix.org/2010/03/07/shippai_dekinai
解雇規制、職業の「身分制度」、「与信」の関係
http://mojix.org/2009/04/04/kaikokisei_yoshin
http://togetter.com/li/84688
MyNewsJapan編集長、渡邉正裕氏による大晦日の連続ツイートまとめ。
「ソリティア社員」とは、大企業でほとんど仕事をせず、「ソリティア」ばかりやっているような中高年社員のこと。そんな「働かない人々」の実態が、具体的な企業名つきでまとめられている。
<1)講談社では17:30に終業のチャイムが鳴ると同時に帰宅する中高年社員も珍しくない。それでも年齢とともに基本給と年齢給が上がり50歳前後で全員年収1600万円超に。若手の間では不満を感じている者も。 http://www.mynewsjapan.com/reports/148>
<2)NTTデータ「窓際のおじさん達がたくさんいて、リフレッシュルームでいつもお話している。1日中、何をしているのかよくわからない人たち。サブシステムの設計書をまとめる部署はおじさんばかり集められてる」 http://www.mynewsjapan.com/reports/190>
<3)JTB 年功序列の仕組みが色濃く残っており、中高年で「何をやっているのかよく分からない課長や部長」が多い。部下がいない専任課長は特に多く「50歳以上の人たちは『あがり』を待ってる感じ」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/221>
<4)トヨタ 総合職は遅くとも40代前半で1千万を全員貰える。「担当員を見ると、あんなに会社で眠ってるのになんで?と思うことはある。ただ終身雇用が前提なので後払い賃金にも納得してる人は多い」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/691>
<5)電通 仕事らしい仕事をしていない中高年の部長クラスばかりが沢山集められている部署も存在する。特にコーポレート本部、財経本部、グループ事業本部など。「バックオフィスの上のほうを根こそぎ辞めさせたい、全社員の4割は不要」(若手社員) http://bit.ly/frE9rR>
<6)テレ朝 50代は部長を除き非現場部門(総務局、広報局、ネットワーク局…)の管理職ポストへ。 一般的には総務局、人事局、広報局、経理局を全て独立した局にすることは業務効率上ないが「局長・部長ポストを作るため無理やり分けた」(若手社員) http://bit.ly/heNemP>
<7)博報堂 業務時間中に仕事をせず花札ゲームをやっている社員、仕事らしい仕事をせず、ずっと席に座っている社員も。だが会社としては「人件費には手をつけない」とリストラはしない方針。数年に一度、早期退職優遇制度の募集をかけているくらいだ。 http://bit.ly/h9DIRK>
<8)フジ 50歳くらいで仕事がない人は、特にバックオフィス系の部署には「ウジャウジャ」おり、一日中インターネットをやっている人も。ライン職に就けない人のために「ゼネラルプロデューサー」といった新しい肩書きを毎年作り、処遇に苦慮している。 http://bit.ly/fA1BsL>
<9)NHK 管理職以上になると、40近くある関連団体への出向、転籍なども見られるが、本体のなかにも、副局長ポストなど、雇用対策としか思えないような様々なポストがあるほか、事業関係、イベント関係などの部門に、中高年が吸収されていく。 http://bit.ly/gyUNFY>
<10)東電 年功序列賃金で組合員でも誰もが50代で1千万円超に。「フラフラしてて、何してるのか分からない人がいる。『あのままいっても定年まで1千万円貰え続けちゃうんだから、あの人はこの会社にいるべきだよね』と言い合ってます」(中堅社員) http://bit.ly/hcqkKt>
<11)ドコモ 40~50代のNTTからの転籍組は、若手から見ると何も仕事をしていない。「PCでマージャンゲームをやっていたりします。20代と同じ仕事をしなければならないのもツラそうだし…」(若手社員) http://www.mynewsjapan.com/reports/375>
<12)ホンダ 「強力な自動車総連傘下の組合に守られているため、上昇志向がなくても暮らしていける。何をしているのか分らない人が結構いたんです。朝から夕方までお茶飲んでて、いったい何しているの?という人」 http://www.mynewsjapan.com/reports/370>
なぜこんな人たちがクビにならずに高給をもらえているのか、日本の雇用構造の不条理さを感じずにはいられない内容だ。このコストのツケは誰が払っているのか、考えてみてほしい。
<働かない高給取りが沢山いる一方、朝から晩まで働いてもろくに食えない人が沢山いるのは明らかに悪い社会。ちゃんと働いた人がそれなりに報われる社会にするには、ノンワーキングリッチ→ワーキングプアに賃金が移転する仕組みが必要。それはつまり、解雇・降格規制の緩和。こんな分かりやすい話ない>
まったくその通りだと思う。
関連エントリ:
解雇規制による硬直的な労働市場こそ、日本経済が浮上できない最大の原因である
http://mojix.org/2010/08/23/kaikokisei-bottleneck
失敗できない日本
http://mojix.org/2010/03/07/shippai_dekinai
解雇規制、職業の「身分制度」、「与信」の関係
http://mojix.org/2009/04/04/kaikokisei_yoshin